ヨツモンカメノコハムシの発生について
市内でサツマイモ、ノアサガオの葉を食害するヨツモンカメノコハムシの成虫と幼虫の発生が確認され、平成28年8月3日に病害虫発生予察特殊報が発表されました。
成虫は越冬するため、今後も食害の被害が予想されます。防除にご協力お願いします。
病害虫発生予察特殊報とは
水稲や野菜等の農産物に被害を与える、害虫等の発生状況に関して発表される情報。
予報、特殊報、注意報、警報等種類がありますが、特殊報は、都道府県の判断により、新たな病害虫を発見した場合及び重要な病害虫の発生消長に特異な現象が認められた場合に適宜発表されます。
ヨツモンカメノコハムシの特徴
(1)被害の特徴
植物の葉のみを食害し、円形~不定形の穴の食害痕を残す。幼虫は葉裏から食害する。
サツマイモについては、地中のイモは食害しません。

サツマイモの食害痕

ノアサガオの食害痕
(2)形態
成虫はやや扁平な楕円形で、体長7.5ミリメートル~9.0ミリメートル。体の中央部はやや艶のある茶褐色、周縁部は半透明の黄褐色で鞘翅の前方と後方に緑の黒褐色の大型斑紋がある。
幼虫は扁平な紡錘形で、体の周囲にトゲ(樹枝)状突起を有し、背面に脱皮殻や糞を背負う。

幼虫

成虫
(3)生態
本種はサツマイモ、ノアサガオ等のヒルガオ科の植物に寄生する。

ノアサガオに寄生する成虫
(4)他の発生状況
本種は、主に沖縄本島以南に分布していたが、鹿児島県、宮崎県、静岡県、東京都、愛媛県で発生しており、山口県では、本市以外に柳井市でも発生が確認されている。
防除対策
- ノアサガオが有力な増殖源と考えられるため、サツマイモほ場周辺のノアサガオはできるだけ処分する。
- サツマイモにおける防除薬剤は、アグロスリン水和剤(1000倍、収穫7日前まで、2回以内)。
最新の情報と異なる可能性があります。使用する際は、ご確認をお願いいたします。 - 葉を観察して本虫と考えられる食害を見つけた場合は、虫を見つけ次第、潰す等、捕殺する。
この記事に関するお問い合わせ先
経済部 農林水産課 農政係
住所:〒743-8501 光市中央六丁目1番1号
電話番号:0833-72-1494
メールアドレス:nourinsuisan@city.hikari.lg.jp
- 意見をお聞かせください
-
(注意)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。
更新日:2021年07月21日