第3次光市総合計画

更新日:2023年10月26日

「ゆたかな社会」への道標

~人が輝き やさしさつながる 幸せ創造都市 ひかり~

「ゆたかな社会」。

皆さんにとって「ゆたかさ」とは、一体どのようなものでしょうか。

経済的な豊かさや物質的な豊かさ、心のゆとりや安らぎといった精神的な豊かさ。こうした様々な豊かさに裏打ちされた、ゆたかな暮らし、ゆたかな人生。

これは万人の願いです。

こうした市民の皆様の願いや想いを実現できる光市へと進化するため、私たちは、これまで、「ゆたかな社会」への歩みを一歩ずつ、着実に進めてまいりました。

しかし、新型コロナウイルス感染症による健康被害や予想を大きく超える自然災害の脅威、さらには、温室効果ガスに起因する地球規模による温暖化の進行など、今、私たちの足元には、多くの課題や困難が山積しています。

中でも、未だ収束が見通せない新型コロナウイルス感染症の拡大は、健康被害のみならず、人と人との関わり合いや地域の絆を大きく揺るがせています。

こうした課題を克服し、“誰一人取り残さない”持続可能な「ゆたかな社会」を実現するためには、世界的な目標であるSDGsの理念の取込みとともに、市民力や地域力の源となる、様々な「つながり」の再生が重要な鍵となります。

「第3次光市総合計画」では、こうした「つながり」をテーマに、より戦略的なまちづくりを進めていくため、8つの「つながる光・未来戦略プロジェクト」を掲げています。本計画に基づき、「ゆたかな社会」に向かう原動力となる人や地域、世代を超えた多様な「つながり」を再生・構築してまいります。

時代が移りゆくとも変わることのない「ゆたかな社会」。

それは、幾多の試練が待ち受けようとも、生きる喜びや幸福に満たされながら、誰もが生き生きと輝き、「やさしさ」に包まれて、笑顔で心豊かに暮らし続けることができる社会です。こうした理想の社会の実現に向けて、私たちは、これからも前進を続けてまいります。

終わりに、本計画の策定にあたり、多くの貴重なご意見、ご提言等をいただきました市議会をはじめ、光市まちづくり市民協議会、未来につながるまちづくり提言板にご協力いただいた中学・高校生並びに市民の皆様に、心から敬意と感謝を申し上げます。

 

令和4年3月

光市長 市 川 熙

第3次光市総合計画とは

策定の趣旨

旧光市と旧大和町の合併から17年余りが経過し、この間、本市では、新市建設計画の理念を継承した第1次光市総合計画や光市まち・ひと・しごと創生総合戦略の理念を踏まえた第2次光市総合計画に基づき、時々の課題に対応しながら、市民と行政が一体となって、まちづくりを進めてきました。

しかし、本市では、昭和59年の58,715人をピークに人口の減少が続いており、令和元年には5万人を下回りました。高齢化率は35%を超え、県を上回る水準で進むなど、人口減少や少子高齢化の進行により、地域経済をはじめ地域コミュニティ活動や市民生活への影響が懸念されています。

また、平成30年7月、本市は、これまで経験したことのないような豪雨災害に見舞われ、甚大な被害を受けました。私たちはこうした教訓を忘れることなく、風水害や地震などの自然災害に備えていかなければなりません。

さらに、世界規模で拡がる新型コロナウイルス感染症は、社会に閉塞感を与え、市民生活や地域経済を大きく疲弊させるなど、私たちの意識やライフスタイルも大きな変革が避けられない状況となっています。

こうした中、第2次光市総合計画が目標年度を迎え、これから「ゆたかな社会」の実現に向けた新たなステージが始まります。本計画は人口減少社会の中で想定される多くの課題や、私たちの日常の生活と安心を脅かす様々な危機を乗り越え、理想の将来像である「ゆたかな社会」を実現するために必要な考え方や取組を示すものです。

私たちは、「オールひかり」の英知を結集したこの計画を新たなまちづくりの指針として、私たちを脅かす様々な課題に的確かつ柔軟に対応していくとともに、「誰一人取り残さない」SDGsの理念等を取り入れながら、より多様な視点から「ゆたかな社会」の実現を目指します。

本計画は、まちづくりの最上位に位置付けられるマスタープランとして、本市の最高規範である「光市民憲章」の精神や普遍・不朽の3つの都市宣言の理念に基づき、目指すまちの姿を定めるとともに、本市が取り組むべき全ての政策を網羅します。

また、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づく「光市まち・ひと・しごと創生総合戦略」については、本計画に包含し、一体的に策定することで、より効果的で戦略的な人口課題への対応と地方創生への取組を進めます。

計画の役割

新たなまちづくりの指針

今、克服すべき課題に的確かつ柔軟に対応しつつ、計画的なまちづくりを推進するための基本的な指針を示します。また、本計画を通じて、まちの将来像やまちづくりの方向性を市民や団体、企業など、多様な主体と共有します。

少子高齢化、人口減少社会を克服する道標

本計画と「光市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を一体的に策定することで、少子高齢化や人口減少などの人口問題に対する考え方を明らかにし、20年後を展望した自律的、持続的なまちづくりの方向性を示します。

SDGsの理念を活用した“誰一人取り残さない”社会の構築

平成27年9月の国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2030年(令和12年)までに持続可能でより良い世界を達成するため、17のゴールと169のターゲットで構成された国際目標です。

こうしたSDGsの理念を本計画に織り込むことで、自治体と各ステークホルダーとの間で目標の共有や連携の促進など、パートナーシップの深化を図りながら、「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現を目指します。

計画の期間と構成

1 まちづくり計画

第2次光市総合計画に引き続き、基本構想と基本計画を一体的に策定します。

また、「ひかり未来展望」に示す長期的な展望に基づき、今後5年間のまちづくりの方向性や重点的に進める戦略、政策ごとの基本方針などを定めます。

市民生活や経済活動の基盤として、まちづくりの重要な要素となる土地利用については、「光市都市計画マスタープラン」及び「光市立地適正化計画」との連携を図ります。

計画期間

令和4年度を初年度に、令和8年度までの5年間とします。

構成
  1. 序論(第1章~第4章):本計画の趣旨や役割をはじめ、人口等の動向や現状、第2次光市総合計画と光市まち・ひと・しごと創生総合戦略の成果と評価、市民意識調査の結果を示します。また、ひかり未来展望として、長期的な人口展望や本市が目指すまちの姿、それを実現するための基本目標などを示します。
  2. 総論(第5章):まちづくりの基本姿勢や政策の体系のほか、基本目標の達成に向けた政策指標やSDGsとの関係など、今後5年間のまちづくりの考え方を示します。
  3. 戦略(第6章):まちづくりの基本姿勢や政策の体系のほか、基本目標の達成に向けた政策指標やSDGsとの関係など、今後5年間のまちづくりの考え方を示します。
  4. 各論(第7章):基本目標を達成するために設定する政策ごとの基本方針や主要な事業等を示します。
  5. その他(第8章、第9章):「財政計画」や地域別の振興方針をまとめた「地域別整備計画」、「中山間地域振興方針」を示します。

2 行動計画

「まちづくり計画」で示した施策展開の方向に沿って、具体的に取り組む事業の内容を短期間の計画として定めます。

計画期間

3年スパンの短期間の計画とし、ローリング方式により毎年度見直します。

総合計画などのダウンロード

第3次光市総合計画マンガ概要版はファイル容量の関係で分割して掲載しています。

総合計画の進捗評価

第3次光市総合計画の進捗状況を明らかにし、「ゆたかな社会」の実現に向けた市政を発展的に推進するための基礎資料とするとともに、市政の透明性の確保や職員の総合計画に基づく業務への意識付けを図るため、『「ゆたかな社会」に向けたまちづくりレポート』を作成しています。また、本レポートでは総合計画と一体的に策定した「光市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の進捗管理も、創生指標等を通じて行っています。

 

この記事に関するお問い合わせ先

政策企画部 企画調整課 企画・マネジメント係
住所:〒743-8501 光市中央六丁目1番1号
電話番号:0833-72-1407

メールアドレス:kikaku@city.hikari.lg.jp

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