令和6年度クサフグ産卵について
市では、毎年、県の天然記念物に指定されているクサフグ産卵地(室積半島鼓ヶ浦海岸附近)において、クサフグの産卵観察・監視活動を行っています。
観察・監視結果
産卵推定日 | 産卵開始時間 | クサフグ個体数 |
6月3日(月曜日) |
- | 0匹 |
6月4日(火曜日) |
- | 0匹 |
6月17日(月曜日) | 15時15分 | 50匹 |
6月18日(火曜日) |
15時38分 |
1,300匹 |
産卵状況


産卵場所

光のクサフグ産卵地(県指定天然記念物)

- 指定年月日:昭和44年2月4日
- 場所:光市大字室積村字普賢山
クサフグは体長約15センチメートルとトラフグ属の中では最も小形で、腹部は白いが背部は淡灰青色をし、淡黄色の小円点が多数ある。本州中部以南の沿岸に多く生息し、毒性が強いことでも知られている。このクサフグが毎年産卵のために、室積半島の南側沿岸、杵崎鼻から赤崎鼻にかけての海岸にやってくる。
産卵期は毎年5月中旬から7月上旬の間で、この時期にクサフグの産卵を観察できる。盛期は5月下旬から6月中旬で、産卵日は太陰暦の朔(さく)または望(ぼう)の1日ないし4日前である。産卵床となる海岸は水深20~40センチメートルと浅く、産卵盛期になると礫石(れきせき)の間に魚の姿が認められるようになる。
産卵日には満潮時の2、3時間前に、メスが小石のすき間に卵を産みつけ、これにオスが放精して受精が行われる。このため産卵時には海面が精液で白く濁ってくる。産卵は日没前に止み、満潮と共にクサフグの群れは海中に消えていくが、卵は磯波で洗い流され、下層の砂利層の中に入り込んでいく。ここで適度な水分と太陽熱を得て、3、4日後には孵化し、大潮にのって沖へ泳ぎ出ていく。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化・社会教育課 文化振興係
住所:〒743-0011 光市光井九丁目18番3号
電話番号:0833-74-3607
メールアドレス:bunsya@edu.city.hikari.lg.jp
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更新日:2024年06月21日