11 便利さとは違う「住みやすさ」と「楽しさ」
山本 統さん（Uターン）
| 移住年月 | 2005年4月 |
|---|---|
| 移住時の年代 | 10代～20代 |
| 職業 | コーヒー専門店副社長 |
移住までの経緯・概要
10歳から高校卒業まで光市で暮らした後、大分県の大学に進学。住んでいたところは、雰囲気や人の感じが山口と似ていたように感じます。将来は、教師になりたいと思って、教員免許も取得しました。オーストラリアに1年間留学して、考え方が少し変わったかなと思います。
その後、社会経験のために、旅行会社に就職しました。いろいろな国に行ってみたくて。そこで配属されたのが徳山支店だったので、自動的に光市に戻ってきたという流れです。特別に「こうしたい！」という思いがあったわけではないです…。5年後くらいに退職して、高校の地理の先生になるつもりでした。
きっかけ
就職して、光市にUターンしましたが、ここでの生活を本当に楽しむことができるようになったのは、自分のやりたいことを始めてからだと思います。
そのきっかけになったのは、2011年3月の東日本大震災です。人生を考え直す機会になりました。
旅行会社では、営業と添乗の仕事をしていて、添乗に出るのは楽しかったですが、営業の数字に追われるのが正直きつかった。いろいろとうまくいかないこともある中で、もともと目標だった教師になることに自信をなくした時期でもありました。
そんな中、自分で何かやりたいなと。そのほうが自分に合っていて、ストレスも少なく生きていけるんじゃないかと考えました。「コーヒー」が好きだったので、コーヒー屋をやろうと決めて、旅行会社を退職しました。自営業で家族が暮らせるくらいの収入があって、のんびり暮らせればいいかなと思っていました。
よかったこと・苦労したこと
自分のお店を開く前の準備期間として、知人が代表を務めているまちづくり会社で1年間働き、カフェをオープンするプロジェクトに携わりました。その間に、自分のお店を開くはずだった場所が白紙になってしまって…。困っていたところ、今働いているコーヒー会社の社長が一緒にやらないかと声をかけてくださり、入社することになりました。感謝しています。
ありがたかったのは、旅行会社をやめて新しい道に進むことを、妻が後押ししてくれたことです。話をしたら、妻は雑貨屋さんをやりたいと思っていて。コーヒー屋と雑貨屋なら一緒にできるかもしれないし、そうすれば、家族で過ごす時間が増えて、こんなにいいことはない、というような感じで、自分が考える理想のライフスタイルを一緒に叶えることができそうだなと思いました。
今の生活環境については、海が近くて、自然が近い。子どもと一緒に海に行ったり山に行ったりできるのがいいですね。
山本さんの仕事「株式会社徳山コーヒーボーイ」
県内にカフェと自家焙煎豆を販売する複合店を運営するコーヒー専門店。本社・焙煎工場（周南市）のほか、5店舗（光店、下松店、PH通り店、山口店、新下関店）。2021年6月に萩店がオープン予定。
移住を検討している方へのメッセージ
どういう生活を送りたいか。自分の場合は、家族と一緒に幸せに暮らすことでした。まずは自分が幸せに、自分ができる範囲でできることをやることかなと思っています。
今の生活に違和感がある人は、動いてみるといいと思います。環境を変えれば人も変わる。それが正解かは分からないですが、変えてみる価値はあるのではないでしょうか。
その中で、光市を選んでもらえるとうれしいですね。住みやすくて、便利さとは違う雰囲気があります。お店がちょっと集まっているエリアや風光明媚な地域、山のほうののどかなところもあって、まちとしてのバランスがよく、住むのに楽しいところだなと思います。
家族でオープンしたお店「木村家」
夫人の曾祖父母が海商通りで始めたパン屋「木村家」を改装し、2020年11月にオープン。雑貨や総菜、塩ソフトクリームなどを販売しています。
- 光市室積七丁目9番3号
- 電話: なし（Instagram: @hitosaji1936)
- 営業時間: 11:00～16:00
- 営業日: 水曜日・木曜日・金曜日・土曜日
この記事に関するお問い合わせ先
経済部 観光・シティプロモーション推進課 観光・シティプロモーション推進係
住所：〒743-8501 光市中央六丁目1番1号
電話番号：0833-72-1532
メールアドレス：kankou@city.hikari.lg.jp
- 意見をお聞かせください
-
(注意)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。
更新日：2023年01月10日