感染性胃腸炎に注意!
感染性胃腸炎に注意しましょう
感染性胃腸炎の患者発生は、例年、12月の中旬頃にピークとなる傾向があります。
この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推測されており、ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒の発生動向には注意が必要となります。
関連リンク
山口県の感染症発生動向(山口県感染症情報センターホームページ)(外部サイトへリンク)
ノロウイルス検出状況2023/24シーズン(国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ)(外部サイトへリンク)
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)(外部サイトへリンク)
ノロウイルスに感染すると
潜伏期間(感染してから発症するまでの時間):24時間~48時間
主な症状:吐き気、おう吐、下痢、腹痛、軽度発熱
経過:通常、症状が1~2日続いた後、治ります。後遺症はありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
注意:乳幼児や高齢者など抵抗力の弱い人が感染すると、脱水症状を起こすなど重症になることがあるので注意が必要です。
感染の原因として
- ノロウイルスに汚染されていた貝類(カキ・アサリ・シジミなど)を生あるいは十分に加熱されないで食べた場合
ノロウイルスは、85℃1分以上の加熱で、感染性を失うため、十分な加熱が食中毒予防に重要。また、生の貝類を扱った調理器具(包丁、また板、食器など)をそのまま、生野菜など生食するものに用いないよう注意しましょう。
- 感染した人のふん便やおう吐物からの二次感染した場合
ノロウイルスに感染した場合、ふん便やおう吐物には大量のウイルスが含まれています。下痢などの症状がなくなっても、通常では1週間程度、長いときには1か月程度ウイルスの排出が続くことがありますので、注意が必要です。
感染を予防するためには~感染の予防の基本は、「手洗い」です~
ノロウイルスの感染経路は、ほとんどの場合、経口(口から体内に入ること)感染です。日ごろから、食事前やトイレの後などに、石けんで、腕から指先まで、30秒以上しっかり洗いましょう。
また、二次感染を防ぐために、感染した人のふん便やおう吐物に直接触れないようにし、手袋やマスクを着用するなどその処理には十分注意してください。処理した後は、石けんでしっかりと手を洗い、うがいをしましょう。
感染性胃腸炎が発生した場合の消毒
患者のふん便やおう吐物には、大量のノロウイルスが存在し感染源になりうるため、処理には十分に注意するとともに、有効な濃度の次亜塩素酸ナトリウム(塩素系 消毒剤)による消毒がまん延防止対策上、重要です。
消毒液の作り方
塩素系消毒剤(家庭用塩素系漂白剤での代用可)は、原液を水で薄めて使用します。
市販されている塩素系消毒剤の原液の濃度は、1~12%程度で、製品によって異なります。必ず原液の濃度を確認して、有効な濃度の消毒液を作りましょう。(家庭用塩素系漂白剤の多くは、約5%の濃度に調整されています。製品別の濃度は各メーカーにお問い合わせください。)
消毒対象 | 必要な濃度 | 原液の濃度 | 希釈倍率 | 1リットルの水に加える原液の量 |
---|---|---|---|---|
ふん便やおう吐物が付着した床やオムツの消毒 | 1000パーツ・パー・ミリオン(0.1%) | 5% | 50倍 | 20ミリリットル |
ふん便やおう吐物が付着した床やオムツの消毒 |
1000パーツ・パー・ミリオン(0.1%) |
10% | 100倍 | 10ミリリットル |
衣服や器具などのつけ置き、トイレの便座やドアノブ、手すり、床などの消毒 | 200パーツ・パー・ミリオン(0.02%) | 5% | 250倍 | 4ミリリットル |
衣服や器具などのつけ置き、トイレの便座やドアノブ、手すり、床などの消毒 |
200パーツ・パー・ミリオン(0.02%) |
10% | 500倍 | 2ミリリットル |
濃度1%=10000ppm
(注意)消毒液の作り置きは避けるとともに、ペットボトル等で消毒液を保管する場合は消毒液であることを明記し、誤って飲んだりすることがないよう注意深く管理してください。
この記事に関するお問い合わせ先
福祉保健部 健康増進課 健康増進係
住所:〒743-0011 光市光井二丁目2番1号
電話番号:0833-74-3007
メールアドレス:kenkouzoushin@city.hikari.lg.jp
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更新日:2024年11月25日