熱中症に注意!!

夏の暑い時期だけではなく、体が暑さに慣れていない時期から熱中症は起こります。

熱中症に十分ご注意ください。

令和3年4月から開始された「熱中症警戒アラート」は、翌日または当日に、熱中症の危険性が高い暑熱環境になる（暑さ指数が33以上）と予想される場合に都道府県ごとで発表されます。また、令和6年4月から新たに開始された「熱中症特別警戒アラート」は、翌日に、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になる（暑さ指数が35以上）と予想される場合に都道府県ごとで発表されるものです。これらのような日には、外出を控える、冷房を使用するなどの、熱中症予防行動を積極的に取りましょう。

環境省において、国民一人ひとりが適切な熱中症予防行動がとれるよう、環境省熱中症予防情報サイトにて、多数の普及啓発資料が掲載されています。

この度、令和4年に策定された「熱中症環境保健マニュアル2022」の全体改訂版公開に先立ち、「熱中症環境保健マニュアル～総論～（2025年7月版）」が公開されました。

暑くなると、私たちは汗をかいて体内の熱を放出することで体温を調整していますが、強い日ざしのもとや高温の環境に長時間いると、汗をかいても体内の熱の放出が追いつかない状態になってしまいます。さらに、湿度が高いとその汗が蒸発しにくくなるため、体温が下がらず、脱水症状を起こしたり、血管が拡張して、めまいや立ちくらみ、吐き気などの症状が現れたりします。これが「熱中症」で、重症になると意識障害などを起こしたり、不幸にも亡くなられたりする事例も報告されています。

• 水分・塩分の補給：こまめに水分補給を！
• こまめな室温管理：扇風機や冷房などを使った温度調整  
  冷房を使わずに無理をすると、体調を崩すことがあります。
• 暑い時期の外出時の準備：通気性の良い衣服や日傘・帽子の着用、こまめな休憩など

• 暑いところでの作業
• 閉め切った室内や車内
• 花火大会などの人ごみ
• 屋外・屋内でのスポーツ中  など

• 乳幼児、高齢者
• 血圧が高め
• 夏は睡眠不足になる
• 朝食を食べないことが多い
• 屋外にいる時間が長い
• あまり水分をとらない
• 家では冷房をほとんどつけない

人の体と外気との熱のやり取りに着目し、気温や湿度、日射、輻射、風の要素をもとに算出する指標を暑さ指数（WBGT）といい、人が感じる暑さに近い評価が可能とされています。

多くの県民の熱中症対策への意識向上を目的として、県が暑さ指数（WBGT）計の貸出を出しを行っています。

• 対象：県民、県内の団体・事業者・行政機関・教育機関など
• 貸出機器：暑さ指数（WBGT）計1台
• 貸出費用：無料
• 貸出期間：1週間以内（貸出は令和7年10月まで）

貸出方法、貸出・申込窓口など、詳しくは山口県のホームページをご覧ください。

症状のレベルは3段階！軽症のうちに手当てを！

• ふくらはぎがけいれんする（こむらがえり）
• 立ちくらみ
• 手足がしびれる

• 木陰や冷房の効いた部屋など涼しい場所で寝かせ、安静にする
• 冷やした水分、塩分を補給する

※水分を飲めない、すぐに吐く、回復しない場合は、すぐに救急車を呼ぶことが必要になります。回復後も念のため医師の診察を受けるようにしましょう。

• ひどく体がだるい
• めまい、頭痛がする
• 吐き気や嘔吐がある
• 急に下痢が始まる
• 集中力や判断力が低下する

• 軽症（1度）への対処に加えて、衣類を脱がせ、風をおくるなどして体を冷やす
• わきや太ももの付け根を氷で冷却

※水分を飲めない、すぐに吐く、回復しない場合は、すぐに救急車を呼ぶことが必要になります。回復後も念のため医師の診察を受けるようにしましょう。

• わけのわからないことを話し始める
• 興奮状態になる
• 意識を失って倒れる、普段通りに歩けない
• 高熱が出る

• 脳障害や肝臓・腎臓障害、血液凝固障害を起こして危険な状態なため、ただちに救急車を呼び、その間、中等症（2度）への対処を行う