地域猫活動について

更新日:2023年10月05日

地域猫活動について

市内では、飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)が繁殖し、近隣住民の敷地内等で「ふん尿をする」、「花壇を荒らす」などして近隣の方が迷惑し、苦情が大変多く寄せられています。

飼い主のいない猫が増える原因

屋外での無責任なエサやり

不妊去勢手術を行わないまま無責任に野良猫にエサやりを行っている人がいます。 野良猫への無責任なエサやりは、しばしば近隣住民とのトラブルが起き、動物虐待事件へつながることもあります。 「かわいそう」という思いだけで、不妊去勢手術せずに屋外で野良猫にエサを与えることは次のようなことが起こってきます。

  1. 猫が集まり、猫の喧嘩による怪我、感染症や交通事故が起こる確率が高くなります。
  2. エサの放置でエサ自体がゴミになり、不衛生になります。また、カラスなど猫以外の動物がそのエサに集まってくることにつながります。
  3. 猫同士で繁殖が盛んになり、子猫が生まれ、結果、猫が増えます。
  4. 猫を好まない人がふん尿などの被害で余計に猫を嫌います。

結果、"無責任なエサやり"は「かわいそう」な猫をさらに増やすことになります。

飼い猫の適正な管理ができていない

飼い猫を屋外へ自由に移動させ、また、明確に所有者明示をしない方がおられるため、屋外にいる猫の飼い主がいるのかいないのかが明確でありません。本来屋内で飼うべき飼い猫を外飼いすると、屋外で野良猫と接触することで、感染症にかかったり交通事故にあったり、繁殖期に妊娠したり、妊娠させたりすることになります。 そして、飼い主が猫を捨てたり(遺棄)、不妊去勢手術をしていない猫を屋外で飼育したりすることで、所有者のいない猫が増えてしまいます。

ここで、「生まれてきてしまった命は大切にすべき(今いる命を大切にしたい)」という意見と、「命は大切でも現状猫に各種の迷惑をかけられ生活に支障が出ているので困る(いなくなってほしい)」という意見が対立しています。

共通する気持ちは、「不幸な猫(飼い主のいない猫)はいないほうがいい」ということです。

 このような猫による問題を地域で解決するため、「地域猫活動」と呼ばれる方法が進められるようになってきました。国においては平成22年に「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」(PDF:720.3KB)(環境省発行)を作成し、「地域猫」に関する記載をしました。

地域猫

地域猫とは、地域に合ったルールにより、飼育管理方法を明確にし、エサやふん尿の管理や不妊去勢手術等を適切に実施して、一代限りの命を全うさせるように、地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている特定の飼い主のいない猫のことです。

地域猫活動

地域猫活動とは、飼い主のいない猫によるトラブルを地域の環境問題として捉え、地域の皆さんの理解のもとで取り組み、地域住民と飼い主のいない猫との共生を目指し、不妊去勢措置等を行うことで、将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的とした活動です。不妊去勢措置については、山口大学共同獣医学部が県内(下関市を除く。)の市町で実施される地域猫活動に対して支援を行っています。

詳しくは、山口県のホームページをご覧ください。

光市からのお願い

  • 飼犬の増加に伴い、放し飼いや飼い方の不備による咬傷事故が発生しています。
    また、散歩時のフンの不始末など、飼い主のモラルに対する苦情も増えています。
    犬も家族の一員として、他人に迷惑をかけない飼養を心がけましょう。
  • 野良犬や野良ねこには絶対にエサを与えないでください。
    無責任なエサやりは、近隣の方々に大変な迷惑となります。

この記事に関するお問い合わせ先

環境市民部 環境政策課 環境保全係
住所:〒743-8501 光市中央六丁目1番1号
電話番号:0833-72-1466

メールアドレス:kankyouseisaku@city.hikari.lg.jp

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