○光市風しん予防接種費助成要綱
令和元年5月24日
告示第5号
(趣旨)
第1条 この告示は、胎児の先天性風しん症候群の発生を予防し、かつ、妊婦と胎児の健康を守り、安心して子どもを産み育てる環境を整備するため、風しんの予防接種(以下「予防接種」という。)を希望する者(以下「助成対象者」という。)が、医療機関において予防接種を受けた場合に、その費用を助成することについて必要な事項を定めるものとする。
(助成対象者)
第2条 助成対象者は、次のいずれにも該当する者であって、予防接種を受けたものとする。
(1) 光市に住所を有する者
(2) 次のいずれかに該当する者
ア 妊娠を希望する女性(妊娠していることが判明している者を除く。)
イ 妊娠を希望する、又は妊娠している女性の配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の状態にある者(以下「パートナー」という。)を含む。)
ウ 妊娠中の女性と同居している者
(3) 別表に規定するいずれかの抗体検査(以下「抗体検査」という。)の結果、抗体価が低いとされた者
(助成金の額等)
第3条 助成金の額は、風しんワクチンについては3,000円、麻しん風しん混合ワクチンについては5,000円をそれぞれ限度とする。ただし、予防接種の費用が助成金の限度額に満たないときは、当該予防接種の費用とする。
2 助成金の助成は、助成対象者ごとに1回を限度とする。
(1) 予防接種を受けた医療機関等が発行した領収書
(2) 医療機関等が発行した、抗体検査の結果が確認できるもの
2 申請者は、申請書を提出したときは、住民基本台帳等の閲覧に同意したものとする。
(助成金の返還)
第6条 市長は、助成を受けた者が偽りその他不正な手段により風しん予防接種費用の助成を受けたときは、助成金の全部又は一部の返還を命ずることができる。
(その他)
第7条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。
附則
この告示は、公布の日から施行し、平成31年4月1日以降に行った予防接種について適用する。
別表(第2条関係)
妊娠を希望する女性等を対象とする風しんの感染予防に十分な抗体を持っていないとされる抗体価の基準
測定キット名(製造販売元) | 検査方法 | 抗体価(単位等) |
風疹ウイルスHI試薬「生研」 (デンカ生研株式会社) | 赤血球凝集抑制法 (HI法) | 16倍以下(希釈倍率) |
R―HI「生研」 (デンカ生研株式会社) | 赤血球凝集抑制法 (HI法) | 16倍以下(希釈倍率) |
ウイルス抗体EIA「生研」ルベラIgG (デンカ生研株式会社) | 酵素免疫法 (EIA法) | 8.0未満(EIA価) |
エンザイグノストB風疹/IgG (シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社) | 酵素免疫法 (EIA法) | 30未満 (国際単位(IU)/ml) |
バイダスアッセイキットRUB IgG (シスメックス・ビオメリュー株式会社) | 蛍光酵素免疫法 (ELFA法) | 45未満 (国際単位(IU)/ml) |
ランピアラテックスRUBELLA (極東製薬工業株式会社) | ラテックス免役比濁法 (LTI法) | 30未満 (国際単位(IU)/ml) |
アクセスルベラIgG (ベックマン・コールター株式会社) | 化学発光酵素免疫法 (CLEIA法) | 45未満 (国際単位(IU)/ml) |
i―アッセイCL 風疹IgG (株式会社保健科学西日本) | 化学発光酵素免疫法 (CLEIA法) | 14未満(抗体価) |
BioPlex MMRV IgG (バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社) | 蛍光免疫測定法 (FIA法) | 3.0未満 (抗体価AI) |
BioPlex ToRC IgG (バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社) | 蛍光免疫測定法 (FIA法) | 30未満 (国際単位(IU)/ml) |